平成30年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(34)環境基本法における環境基準
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度技術士二次試験総合技術監理部門を受験しました。
結果は不合格でしたが自分のためにも、択一問題の解答と解説をまとめておきます。
皆様のお役に立てれば幸いです。
問題34:環境基本法に基づき定められている環境基準に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 環境基準は,大気の汚染、水質の汚濁,土壌の汚染,ダイオキシン類,騒音及び振動に係る環境上の条件について定められている。
② 大気の汚染に係る環境基準として,硫化水素,一酸化炭素,浮遊粒子状物質,鉛及び光化学オキシダントの5物質について定められている。
③ 騒音に係る環境基準は,航空機騒音,鉄道騒音にも適用される。
④ 水質の汚濁に係る環境基準には,水生生物の保全に係る水質環境基準も設定されている。
⑤ 土壌の汚染に係る環境基準は,汚染がもっぱら自然的原因によることが明らかであると認められる場所を除くすべての場所に例外なく適用される。
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続きを読む平成30年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(33)生物多様性の保全及び持続可能な利用
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度技術士二次試験総合技術監理部門を受験しました。
結果は不合格でしたが自分のためにも、択一問題の解答と解説をまとめておきます。
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問題33:生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する日本の国際的な取組に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① いわゆる生物多様性条約とは,生物の多様性の保全,その構成要素の持続可能な利用及び遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的とし,この条約に基づき生物多様性国家戦略を策定している。
② いわゆる二国間渡り鳥条約・協定とは,渡り鳥の捕獲等の規制及びそれらの鳥類の生息環境の保護等を目的とし,米国を始め,ロシア,オーストラリア,中国との間に条約又は協定を締結している。
③ いわゆる世界遺産条約とは,文化遺産及び自然遺産を人類全体のための世界の遺産として損傷,破壊等の脅威から保護し,保存するための国際的な協力及び援助の体制を確立することを目的とし,日本では文化遺産17件及び自然遺産4件が登録されている。
④ いわゆるラムサール条約とは,国際的に重要な湿地及びそこに生息,生育する動植物の保全と賢明な利用を推進することを目的とし,日本では50か所の湿地が登録されている。
⑤ いわゆるワシントン条約とは,野生動植物の国際取引の規制を輸入国と輸出国が協力して実施することにより,絶滅のおそれのある野生動植物の種の保護を図ることを目的とし,条約の附属書に掲載された野生動植物の国際取引は一切禁止している。
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続きを読む平成30年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(32)防災情報や避難行動
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度技術士二次試験総合技術監理部門を受験しました。
結果は不合格でしたが自分のためにも、択一問題の解答と解説をまとめておきます。
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問題32:防災情報や避難行動に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 災害時にとるべき避難行動については,市町村長は地域の居住者等に避難勧告や避難指示をすることができるが,避難場所の指示については自治会や居住者等の判断に委ねられている。
② 平成28年の台風10号による岩手県岩泉町の高齢者施設における被災を踏まえて,「避難準備情報」の名称が「避難準備・高齢者等避難開始」に変更された。
③ 災害対策基本法においては, 1つの市町村の区域を越えて住民が避難する場合の市町村間の協議の手続は定められていない。
④ 記録的短時間大雨情報は,大雨警報発表の有無にかかわらず,その地域にとって災害の発生に繋がる,数年に一度しか発生しないような短時間の大雨が今後予測される場合に発表される。
⑤ 土砂災害の危険性の理解を深め,土砂災害警戒区域の指定を促進するため,都道府県により基礎調査が実施されているが,その結果の公表の要否は市町村長によって判断されている。
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続きを読む平成30年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(31)自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度技術士二次試験総合技術監理部門を受験しました。
結果は不合格でしたが自分のためにも、択一問題の解答と解説をまとめておきます。
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問題31:テストドライバーが運転者席に乗車して実施する自動走行システムの公道実証実験について,警察庁より「自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン」が示されている。次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 一定の条件を満たせば,場所や時間にかかわらず,公道実証実験を行うことは現行法上でも可能である。
② テストドライバーは,運転免許は要求されないが,緊急時等に安全を確保できるよう実験車両の操作に習熟する必要がある。
③ テストドライバーは,自動走行システムを用いて走行している間,常に,ハンドル等の操作装置を把持している必要がある。
④ 自動走行システムの自動車は,通常のものに比べ事故を起こす可能性がかなり小さいと見込まれるため,実施主体は自動車損害賠償保険や任意保険に加入する必要はない。
⑤ 交通事故又は交通違反が発生した場合には,テストドライバーではなく,実施主体が運転者としての責任を負う。
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続きを読む平成29年度 技術士一次試験 機械部門択一(11) PID制御
平成29年度 技術士一次試験 機械部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の機械工学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。