古賀恭一郎の日記

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【新聞ネタ】廃プラ再生、投資拡大、中国の輸入規制余波、国内に新工場、処理コスト増懸念

日経新聞1/12朝刊記事より
 
近年海洋中のマイクロプラスチック(5㎜以下の微細なプラスチックごみ)が生態系に及ぼす影響が懸念されており、日経新聞の記事でも紹介されていました。
そんな中、廃プラスチックを輸入し、再生処理していた中国が環境対策のために、輸入を規制しました。日本の排出量903万トンのうち、約90万トン(1割)の実績がありましたが、そのほとんどが、輸出できなくなっています。
そのため、わが国内で再生処理が必要となり、コスト上昇と環境懸念があります。
一部資源再生大手においては、ビジネスチャンスになると考えられますが、国全体をみたときに、日本の外の状況が変わったことで、短期、そして中長期的な管理をしていかなければならないということですね。
 
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http://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-01/y031201-2r3.pdf環境省の資料ですが、他のアジア国も同様に輸入を制限していきますので、全体を見ながら対応策が必要と考えます。その点を総合技術監理の目線で整理してみたいと思います。
 
【社会環境管理】
 この記事は、環境管理面から発してますので、社会環境管理は最重要と考えます。その中でも、再生事業を国内で行う量が増加することで、発生する環境汚染面について、管理する必要があると考えます。再生工程において、発生する排気、排水などにマイクルプラスチックが含まれないよう基準があると思います。それらの順守についてわかりやすく周知するなど必要ですね。
 また、マイクロプラスチックのうち、一次マイクロプラスチックと呼ばれるものがあります。代表的なのは、歯磨き粉などのマイクロビーズですね。これらは、他国において、使用・流通を禁止が進んでいます。わが国における対策は、自主規制にとどまっていますが、強制力のある規制も視野に入れたほうが良いと思います。海外で禁止されているのであれば、代替品(バイオマスプラスチックなど)が存在すると考えられるためです。ただし、経済性管理や安全管理とのトレードオフには注意ですね。
 
【経済性管理】
 ビジネスチャンスである一方、記事中にもあった通り、家電などの処理コスト増加が懸念されます。安価に安全に、環境にやさしい処理方法を目指すべく研究開発が必要となってきます。政府としても、なんらかの取り組みが必要になると考えます。
 
【情報管理】
 現時点までの、プラスチック排出量情報はありますが、海洋汚染の実態調査が未実施のようです。海洋汚染の実態調査を行い、情報収集が必要と考えられます。そのうえで、施策を取り込み、効果確認が必要と考えます。
 
【人的資源管理】
 プラスチックを使う法人、個人に対する教育があげられます。また、個人、法人のよい傾向となる取り組み(スタバのプラスチックストロー廃止など)を評価し、取り上げるというのは、よい取り組みだと思います。
 
【安全管理】
 とくに思いつきませんでした。
 
 
※注意! 
私古賀はまだ総合技術監理部門の受験生ですので、本見解は的外れの可能性があります。そのつもりで読んでいただけると幸いです。

読書日記 弱虫ペダル 渡辺航著 1~58巻

弱虫ペダル読みました。

 

私自身が欲してるのか、街を歩いていてもロードバイクを見かける機会が増えたように感じます。

そのロードバイクのレースを題材として、高校生たちの青春を描いた漫画「弱虫ペダル」読みました。

アニメ化や実写化、舞台など様々なメディアにも進出しているそうで、今更ながら知ったしだいです。

久々に読みながらさわやかな気持ちにさせてもらいました。友情、努力、勝利。少年漫画の醍醐味ですよね。読んでるうちに身体を動かしたくなる内容でした。そのため、あっという間に一冊、一冊読み進めていくうちに、58巻まで読み切ってしまいました。

 

58巻時点で、高校2年生のインターハイ最終日です。このまま、どこが優勝するのか、3年生になった主人公たちはどのようなチームプレイを魅せてくれるのか、今から楽しみです。

 

 

弱虫ペダル(59) (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル(59) (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

 

 

平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(27)災害時における民間企業の事業継続の取組

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題27 災害時における民間企業の事業継続の取組に関する次の記述のうち、最も不適切なものどれか。
① 災害応急対策又は災害復旧に必要な物資若しくは資材又は役務の供給又は提供を業とする者は、災害時においてもこれらの事業活動を継続的に実施するように努めなければならない。
② 事業継続計画策定や維持・更新、事業継続を実現するための予算・資源の確保、その他平常時からのマネジメント活動は事業継続マネジメントと呼ばれ、経営レベルの戦略的活動として位置付けられる。
③ 緊急時の対応手順の想定に当たっては、時間の経過とともに必要とされる内容が変化していくため、それぞれの局面ごとに実施する業務の優先順位を見定めることが重要である。
④ 緊急時においても顧客の満足を得ることが最も重要であり、すべて顧客や供給先の要望に対応すベく事前に戦略及び対策を検討することがより実践的である。
事業継続マネジメントを実効性あるものとするには、経営者から従業員まで事業継続の重要性を共通の認識として持たせることが重要である。
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技術士会の正答は、④でした。
事業継続ガイドラインによれば、身体・生命の安全確保に加え、優先的に継続・復旧すべき重要業務の継続または早期復旧が主な目的となってますので、顧客満足の優先順位は下がりますね。

平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(26)リスクコミュニケーション(RC)

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題26 リスクコミュニケーション(RC)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
① RCによりリスクに対する情報の非対称性は解消されるので、発信側が受け手のリスク情報の理解の仕方を意識する必要はない。
② 平常時のRCの仕組みの構築が行われていれば、緊急時のRCも対応できる。
③ RCは、社会の各層が対話・共考・協働を通じて多様な情報及び見方の共有を図る活動である。
④ 不確かさや見解の相違があるリスク情報の公開に当たっては、その根拠を説明し参加者を説得することが重要である。
⑤ RCを企画・運営する人材には、内容を熟知している事業者の担当者が好ましい。
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技術士会の正答は、③でした。
①受け手側には様々なバイアスがかかるので、相手の理解の仕方は意識すべきですね。
②平常時と緊急時のリスクコミュニケーションは別の枠組みで考えることが必要ですね。
④リスクコミュニケーションとは、リスクの性質、大きさ、重要性、その制御に関して利害関係のある者が情報を交換することです。そのため、説得することは求められていないと解釈してます。
⑤中立的な第三者を仲介する方法が有効ですね。

平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(25)化学物質のリスクアセスメント(RA)

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題25 事業場における一定の危険有害性のある化学物質について、“化学物質のリスクアセスメント(RA)”が労働安全衛生法によって規定されている。労働安全衛生法によるRAに関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 
① RAの実施義務の対象物質は、安全データシートの交付義務の対象である化学物質である。
② 指定された化学物質に対する危険性又は有害性の調査は事業者の努力義務である。
③ RAの手順は、化学物質などによる危険性又は有害性の特定、リスクの見積り、リスク低減措置の内容の検討からなる。
④ 業種、事業場規模にかかわらず、対象となる化学物質の製造・取扱いを行うすべての事業場が対象となる。
⑤ 事業者はRAの実施に当たり、対象となる化学物質等に係わる危険性又は有害性に関する情報を入手するものとする。