古賀恭一郎の日記

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読書日記 家康、江戸を建てる 門井慶喜著

NHKの正月時代劇にもなった家康、江戸を建てるの原作を読みました。

 

ドラマを観られたかたもいらっしゃるかもしれませんが、実は私観てません。

いずれ観てみたいですね。 

 

分厚い書物ですが、5つの物語、(川の流れ/金貨/飲料水/石垣/天守)をそれぞれの主人公たちが、紡いでいくため、意外とすっきり読めます。ドラマになったのは、2章と3章だと思われますが、他の物語もそれぞれ読ませますので、ぜひ手に取って読んでみてください。

物語調と、現代に対する地形説明を交えて、その後の展開まで説明してくれますので、東京の地形に詳しくなくともわかりやすい話になっております。また、戦争が終わった後の話ですが、治世のための戦とも言えるしのぎの削りあいなども説明されており、見所満載です。

守成は創業より難しともいわれるとおり、戦乱の世を治めるのも難しいのですが、その後の世を治めるほうがよっぽど難しい。そのことを理解していた家康ならではの采配なども目にすることができました。

 

家康、江戸を建てる (祥伝社文庫)

家康、江戸を建てる (祥伝社文庫)