読書日記 大名倒産 上・下 浅田次郎著
大名倒産 上・下読みました。
とんでも無い題名に惹かれて読み始めました。
江戸時代末期、武士の力が弱まり、商人の力が強まってきたころ、200年以上に積もり積もった莫大な借金と、それを知らずに跡を継いでしまった若き大名の人情コメディです。
経営トップが、運営団体の懐事情を把握していないなんて想像もできませんが、お金に関して知らないままの殿様もいたんでしょうね。
色々な人生を追いつつ、人や神様の力も借りての倒産回避はうまくいくのか。クスっと笑ったり、泣けてきたりの物語でした。江戸当時の描写もリアルにあり、興味深く読めました。