読書日記 暴虎の牙 柚月裕子著
孤狼の血、狂犬の眼の続編で最終話となる 暴虎の牙 を読みました。
前半後半を通して、野生の虎のような沖虎彦と仲間の三島、重田がたどる物語です。前半は、孤狼の血の主人公大上と、後半は狂犬の眼の主人公日岡と絡みます。
暴力団と警察の物語ですが、本作は沖にフォーカスしつつ、広島暴力団の今昔を語った感が強かったです。
常に出てくる広島弁にも、慣れてきたので、ここで完結というのもさみしいものでした。
盤上の向日葵にある独特な哀愁や、アントガーデンのような辛い幼年時代や道しるべが無い少年時代から生き延びてきた若者の悲惨さが伝わってくる作品でした。色々と考えさせられましたが、このブログでつづることは無いでしょう。
作者の著書はまた楽しみにしたいと思います。
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