読書日記 ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 東野圭吾著
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人読みました。
コロナ禍に巻き込まれた世界観において、東京からほど近い名もなき町の殺人事件を被害者の弟と被害者の娘が推理していきます。
読み進めるにつれ、東野圭吾さんの作品の匂いが強く感じられましたし、コロナ禍の世相をうまく物語に引き込んでおられました。そのため、リアリティを強く感じました。
しかし、「マジシャンの探偵」や「仮想空間での物語」、そして加害者の動機など正直に言ってどこかで読んだことのありそうなエピソードやネタが多く、そういった点が気になってしまい、物語に引き込まれにくく感じました。そこが残念です。