古賀恭一郎の日記

現在URL変更に伴い、「Not Found」ページが表示される可能性があります。お手数ですが、TOPに表示されている「古賀恭一郎の日記」をクリックしていただき、必要なページを探していただきますようお願い申し上げます。

読書日記 神域上・下 真山仁著

ハゲタカシリーズやトリガーの作者の作品 神域を読みました。

 

アルツハイマーに対応できる万能細胞をめぐる医療小説です。

アルツハイマーになる患者さんとその家族、徘徊老人と警察の関係も語られており、超高齢化社会を迎えていくわが国においては、他人事には感じられませんでした。たくさんの登場人物たちが職責をまっとうしつつ、自分の使命と現実のギャップに苦しみます。研究現場、警察、政治家との折衝など、実際の苦労はいかほどかとても気になる展開でした。

事実とフィクションを読み分けないといけませんが、物語の中で、社会的な問題も提起されており、それらも興味深いですね。

 

家族がアルツハイマーになった場合の細やかな心情描写に辛さと苦しさを感じました。有効な治療法や医薬があるにもかかわらず、認証まで時間がかかり、苦しむ人々がいます。ルールはルールとして守らなければなりませんが、そのルールを変えていくスピードも社会的な課題であると思われます。

 

 

神域 上

神域 上

  • 作者:真山 仁
  • 発売日: 2020/02/29
  • メディア: 単行本
 
神域 下

神域 下

  • 作者:真山 仁
  • 発売日: 2020/02/29
  • メディア: 単行本
 

 

 

 ほかの著作の感想です。

kyoichirhokogajpemecha.hateblo.jp

kyoichirhokogajpemecha.hateblo.jp

kyoichirhokogajpemecha.hateblo.jp