古賀恭一郎の日記

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平成28年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(2)生産方式及びそのサプライチェーンマネジメントへの応用

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題2 生産方式及びそのサプライチェーンマネジメントへの応用に関する次の(ア)~ (オ)の記述のうち,不適切なものの数はどれか。
(ア)生産システム全体にプッシュ型生産方式を採用すると,需要に変動がある場合に効率的となる。
 (イ) JIT生産方式の基本システムである「かんばん方式」では,外されている「引き取りかんばん」の数だけ部品を生産することにより,在庫量を最適化する。
(ウ)サプライチェーンマネジメントにおいて管理の対象となる工程は,原材料の調達から生産,出荷,流通までであり,販売は対象とならない。
(エ)制約条件の理論(TOC)によれば,ボトルネックより前の工程ではプッシュ型生産方式により,後の工程ではプル型生産方式により生産を行う。 
(オ)JIT生産方式が日本の自動車業界で成功したのは,この生産方式を部品メーカーなど関連する多くの会社にまで普及させることができたからである。
① 1
② 2
③ 3
④ 4
⑤ 5
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、でした。
(ア)不適切です。「需要に変動があるときには、既に作ってしまった部品や仕掛在庫が無駄になることが多く、効率が悪い。」のです。青本P45に記載があります。
(イ)不適切です。「 生産指示かんばんの数だけ部品を生産」するんですね。 青本P44に記載があります。
(ウ)不適切です。「原材料の調達から生産、出荷、流通、販売、さらには回収まで」ですね。青本P45に記載があります。
(エ)不適切です。「後の工程ではプッシュ型生産方式により,前の工程ではプル型生産方式」をとるんですね。青本P45に記載があります。
なお、TOCエリヤフ・ゴールドラットの小説「ザ・ゴール」に理論体系が公開されており、とてもわかりやすいです。
(オ)適切ですね。青本P44に記載があります。