平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(12)省エネルギーシステム
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
問題12 省エネルギーシステムに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 風力発電システムの発電量は風速の2乗に比例し、年平均風速が5~6m/s以上あれば,経済的に引き合うとされている。
② 家庭やビルから出るごみの焼却熱を利用して蒸気を発生させ, 蒸気タービンなどの蒸気機関で発電するのが廃棄物発電である。
③ ビルや工場などに都市ガスなどを燃料とするエンジン発電機を設置し,電気とともにエンジンの排熱を有効利用するのがコージェネレーションシステムである。
④ 日本の地域冷暖房の熱供給エリアは,その配管コストや熱搬送動力の制約により,供給プラントから半径1km程度以内に限られる。
⑤ 燃料電池は,天然ガスなどの燃料の化学エネルギーを直接、電気エネルギーに変換する一次電池であり,その排熱も利用できる効率的な発電装置として注目されている。
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技術士会の正答は、①でした。
つたない記憶だけでいくと、発電量は風速の3乗に比例し、羽半径の2乗に比例しますので、①が間違いだとわかりますね。
風力発電所の完成まで | 日本風力開発株式会社
を参照させていただきました。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。