平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(15)室内環境と健康影響
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題15 室内環境と健康影響に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 1976年にフィラデルフィアで開催された在郷軍人大会で,劇症肺炎の集団感染が生じた。これは土壌菌の一種であるクラドスポリウムが冷却塔を経由して室内に侵入し,この汚染空気を在室者が吸入したことにより生じたものとされている。
② シックハウス症候群は,建材などから発生するホルムアルデヒド, VOC(Volatile Organic Compounds)などにより生ずる。このため、ホルムアルデヒド発散建材に関わる規制基準が JIS及び JASにより制定された。
④ 一酸化炭素(CO)は、化学的には窒息性のガスであり,その赤血球のヘモグロビンへの親和力は, 酸素の200~250倍であるため血液の酸素保持能力を著しく低下させる。
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技術士会の正答は、②でした。
レジオネラ菌のことですね。
クラドスポリウムは、いわゆるクロカビのことです。
クラドスポリウム|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局(東京都福祉局)
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。