古賀恭一郎の日記

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平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(23) 汚泥の濃縮

こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
 平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。

技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。

お役に立てれば幸いです。

JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。

から引用

技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。

中略

  • 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
 
問題23 汚泥の濃縮に関する次の記述の,[ ]に入る数値の組合せとして,最も適切なものはどれか。
 
 含水率(湿量基準) [ A ]%の汚泥20m^3を5m^3に濃縮した場合, 濃縮後の汚泥の含水率(湿量基準)は[ B ]%となる。
 
① A:98.5 B:96.0
② A:99.0 B:97.0
③ A:99.0 B:97.5
④ A:99.5 B:97.5
⑤ A:99.5 B:98.0
  
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技術士会の正答は、⑤でした。
 
まず、初期の汚泥内の泥の絶対量Xm^3は以下の式で表されます。
X=20m^3×(1-A/100)
次に、処理後の汚泥内の泥の絶対量は変わらないはずですので、
B=(5m^3-X)/5m^3
 =1-X/5m^3
 
ここからは力技しか思いつきませんでしたが、時間も限られているので、順に進めるのではなく、
極端に小さいパターン①や大きいパターン⑤などから縮めていくと時間短縮となります。
 

http://www.21water.jp/k1/odeishori/index3.html

(汚泥処理の基本プロセスと処理方式より)汚泥処理プロセスが色々と説明されているので、勉強になりました。

 
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。