平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(27) ごみの焼却に伴い発生する焼却灰
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
問題27 ごみの焼却に伴い発生する焼却灰などに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
② 飛灰とは,集じん灰及びボイラ,ガス冷却室等で捕集されたばいじんの総称である。
③ 集じん機で捕集されたばいじんは特別管理廃棄物に指定され,溶融固化, 焼成, セメント固化, 酸抽出のいずれかの方法で中間処理しなければならない。
④ ごみの焼却に際し,燃焼温度が950℃を超えると,焼却灰が溶融し,炉壁等に付着することがある。
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技術士会の正答は、③でした。
ダイオキシン類対策特別措置法の施行にともない、ばいじんは、特別管理廃棄物に指定されています。
しかし、セメント固化や薬剤処理、酸などの溶媒処理により、処分する場合は基準は適用されないということでした。
https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000000/510/120000baijin.pdf
(燃え殻,ばいじん,汚泥の取扱いについてより)ばいじん除去技術 - 環境技術解説|環境展望台:国立環境研究所 環境情報メディア
(環境展望台より)集じん技術について、まとめられたサイトです。参考にどうぞ
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。