古賀恭一郎の日記

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平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(32) 一般廃棄物最終処分場及び産業廃棄物管理型最終処分場

こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。

技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。

お役に立てれば幸いです。

JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。

から引用

技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。

中略

  • 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
 
問題32 一般廃棄物最終処分場及び産業廃棄物管理型最終処分場の主な施設に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
 
① 日本においては,自然換気により好気性領域を拡大させる準好気性埋立構造の埋立地形式が主流である。
② 浸出水集排水施設とは, 浸出水を速やかに集水し排水する機能と埋立地内の好気性ゾーンを拡大する機能を持つものである。 
③ 浸出水処理施設は,基本的に一定の処理量を前提に設計, 運転されるため, 浸出水量の変動を吸収するための浸出水調整池が設けられる。 
④ 遮水工は,地下水汚染防止の目的で設置されるものであり,表面遮水工の設置が義務付けられている。
⑤ 被覆型最終処分場とは,埋立地に屋根をかけたものであり,降雨が埋立地に入ることを制御できるため, 浸出水処理の負担は軽い。
 
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技術士会の正答は、④でした。
 
http://www.nisshakyo.gr.jp/index.html(日本遮水工協会より)を初めて拝見しましたが、こういった技術が必要なことがよくわかりました。
https://www.env.go.jp/council/03recycle/y036-09/sanko-3_2.pdf一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令等について より)P3にて、目的は一致しているようですが、表面遮水工は義務付けられていません。
 
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。