平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(33) 最終処分場の浸出水処理
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題33 最終処分場の浸出水処理に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 浸出水処理施設は,取水導水設備, 浸出水調整設備, 水処理設備, 放流設備等から構成される。
② 焼却残さに含まれる無機塩類により近年の浸出水は,カルシウムイオンや塩素イオン濃度が高い傾向がある。
③ BODや窒素は,接触ばっ気法等の生物処理法により処理される。
④ 溶解性のダイオキシン類は、活性炭吸着法により分解される。
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技術士会の正答は、④でした。
http://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=76(環境展望台より)こちらを拝見していると、オゾンや過酸化水素、紫外線などを併用やMF膜とRO膜の組み合わせで対応しているようです。
http://www.ogc.co.jp/shirasagi/usage/atomosphere-dioxin-removal.html(大阪ガスケミカルより)活性炭により、排気ガス中のダイオキシンは除去できるようですが、浸出水処理にも使えるかわかりませんでした。
おそらく使えないのでしょう。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。