平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(1)建築材料の熱伝導率
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題1 次の(a)~(e)の建築材料の熱伝導率 [W/(m・K)] について, 値の小さいものから順に並べたものはどれか。
(a)軽量コンクリート(軽量1種)
(b)ガラス
(c)合板
(d)高性能グラスウール断熱材16K相当
(e)ステンレス鋼
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、②でした。
(a)軽量コンクリート(軽量1種) = 0.81W/(m・K)
(b)ガラス=1W/(m・K)
(c)合板=0.16W/(m・K)
(d)高性能グラスウール断熱材16K相当=0.038W/(m・K)
(e)ステンレス鋼=15W/(m・K)
d<c<a<b<e
のホームページを参考にしました。
数値を覚えていない場合もあると思うので、参考の解き方です。
まず、金属であるステンレス鋼がこの中で最も熱伝導率は高そうです。
(ステンレス鋼が軟鋼などよりも小さいのは、有用ですよね。)
次に、断熱材は熱伝導率が小さいから商品として成り立っていると考えられますよね。
と、この時点で解答は①と②に絞られました。
最後に、合板とガラスを考えた場合、均質に成型されているガラスよりも、内部に空気を含んでおり、それぞれ別の板材を合わせている合板は、ガラスよりも熱伝導率が小さいと考えられますね。
そう予想しても、②を導くことができると考えます。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。
(a)軽量コンクリート(軽量1種) = 0.81W/(m・K)
(b)ガラス=1W/(m・K)
(c)合板=0.16W/(m・K)
(d)高性能グラスウール断熱材16K相当=0.038W/(m・K)
(e)ステンレス鋼=15W/(m・K)
d<c<a<b<e
次世代省エネルギー基準/断熱性能比較で欠かせない言葉と数値/代表的な建材の熱伝導率
のホームページを参考にしました。
数値を覚えていない場合もあると思うので、参考の解き方です。
まず、金属であるステンレス鋼がこの中で最も熱伝導率は高そうです。
(ステンレス鋼が軟鋼などよりも小さいのは、有用ですよね。)
次に、断熱材は熱伝導率が小さいから商品として成り立っていると考えられますよね。
と、この時点で解答は①と②に絞られました。
最後に、合板とガラスを考えた場合、均質に成型されているガラスよりも、内部に空気を含んでおり、それぞれ別の板材を合わせている合板は、ガラスよりも熱伝導率が小さいと考えられますね。
そう予想しても、②を導くことができると考えます。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。