古賀恭一郎の日記

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平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(11)組織構造に関する特性

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題11 組織構造に関する特性についての(ア)~(エ)の記述に対応する組織形態の組合せとして、最も適切なものはどれか。
 
(ア)専門性で部門化された水平的分業に重きを置く組織形態。部門業績評価が困難となり、部門間の壁に悩まされることが多い。
(イ)分割された組織単位を自律した存在として認め、必要に応じて組織単位間で自由に連結するようにしたもの。複数の主体の結合なので、事業活動の不安定性・不確実性が高い。
(ウ)職能と事業の二元的な組織編成であり、双方の組織体制の有効性を実現しようとするもの。権力関係と情報の流れが複雑となる課題がある。
(エ)分権化された組織単位によって構成されており、市場における競争状態での自律的活動、変化への対応等に有効。資源などの重複と組織単位間の隙間における対応力の弱さが課題となる。

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技術士会の正答は、③でした。
(ア)多くの中小企業や単一事業型の大企業などはこの組織形態を採用しています。
(イ)ネットワーク組織は、加速的に変化する経営環境に適応していくために、組織の内外部におけるコミュニケーションが円滑化できる組織ですね。
(ウ)は「二元的」とあり、権力と情報の流れが複雑とありますので、マトリックス組織が当てはまりますね。
   マトリックス組織は職能別組織と事業部制の2つを併せたような組織で柔軟に問題に対処できるメリットがあります。
(エ)事業部制組織は、業務的決定の権限が分権化されているので,意思決定が迅速にできるメリットがあります。