古賀恭一郎の日記

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平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(8)パレート最適解

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題8 納期遅れとコストを評価指標としたスケジューリングを行うため、納期遅れとコストを同時に最小化しようとする多目的最適化を考える。この最適化問題において、実行可能な解はA~Hの8個であり、それぞれの納期遅れとコストの値が下表のように与えられている。A~Hのうち、パレート最適解であるものの数はどれか。

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① 2  ② 3  ③ 4  ④ 5  ⑤ 6
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技術士会の正答は、②でした。
各納期遅れで比較して、最小コストを抽出すると、
A、C、D、G、H
が選ばれます。(B、E、Fが除外)
次に、同じコストで最小の納期遅れを抽出すると、
A、C、G
となります。(D、Hが除外)
そのため、パレート最適解は3つありますので、②となりますね。
パレート最適解は一般に無限個存在するため、意思決定者の選好により最良な妥協解を選択する必要がある。また、目的関数や制約条件に確率変数が入ることもあるが、適当な変形により非線形計画問題に帰着することができる。