古賀恭一郎の日記

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平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一(16)吸収冷凍機の作動原理

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 
平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説っぽいことをやってます。
2019年度以降度は、択一が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。
なお、衛生工学は勉強中のため、間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
熱工学のテキストでもあまり記載されてない機械ですね。
 
問題16 臭化リチウムを用いた下図の吸収冷凍機の作動原理に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 蒸発器で蒸発した冷媒蒸気(水蒸気)は,吸収器内のチューブ表面上に散布されている臭化リチウム水溶液に吸収される。このとき,吸収熱が発生する。
② 水蒸気を吸収して希釈された溶液は,溶液ポンプによって再生器に送られる。途中,熱交換器を通って再生器からの戻りの高温濃溶液との熱交換によって温度が上がる。
③ 希溶液は再生器でチューブ内を通る蒸気や高温水,又はガス・灯油の燃焼熱によって加熱されて沸騰する。吸収した冷媒(水)をここで分離する。そのために濃度を増し,濃溶液になる。
④ 濃溶液は,前述の熱交換器で吸収器から再生器に送られる低温希溶液に熱を与えた後,吸収器のチューブ表面上に散布され,凝縮器から水蒸気を吸引して冷媒を凝縮させる。
⑤ 再生器で溶液から分離した冷媒蒸気は凝縮器に入り,冷却水が通っているチューブに触れて熱を奪われ,凝縮する。凝縮・液化した冷媒液は,凝縮器からの絞りの作用をする細し、管を通って圧力が下がり,蒸発器に入る。

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技術士会の正答は、④でした。
 
「凝縮器」→「蒸発器」ですね。