平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(11) 排水通気設備
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題11 排水通気設備に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 通気管の最小管径は30mmとする。ただし,排水槽に設ける通気管の最小管径は50mmとする。
② 伸頂通気管の管径を排水立て管の管径よりも小さくしてはならない。
③ 地中埋設の排水管の管径は50mm以上とすることが望ましい。
④ 排水管は,立て管・横管いずれの場合でも,排水の流下方向で管径を縮小してはなら
ない。
⑤ 排水立て管は,管の上下方向で負担する排水負荷を考慮し,下階ほど管径を大きくする。
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技術士会の正答は、⑤でした。
最後の注記に、途中で管径を変えてはいけないと記載があります。
こちらを拝見すると、通気と排水を同じ管で行う方式があるようです。
その場合は、拡大縮小による排水の乱れが通気を邪魔することが想定されますので、管径の変更は不可なのだと考えられます。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。