こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題27 リサイクル関連法に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 建設リサイクル法では,建設工事の受注者等に対して分別解体等及び再資源化等の実施を義務付けており,対象となるのは一定規模以上の工事である。
② グリーン購入法は,国等の機関にグリーン購入を義務付けるとともに,地方公共団体や事業者・国民にもグリーン購入に努めることを求めている。
③ 家電リサイクル法では,家電メーカーは法の対象となっている自社製品の引取りと再
商品化の実施が義務付けられている。
④ 食品リサイクル法では,食品製造,加工,卸売り,飲食業などの食品関連事業者のうち年間排出量が一定量以上の大口事業者に対して発生抑制,減量,再生利用に取組むことを義務付けている。
⑤ 自動車リサイクル法は,使用済み自動車の処理過程で発生するシュレッダーダストのみの引取り及びリサイクルを義務付けたものである。
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技術士会の正答は、⑤でした。
「~のみ、」と書いている選択肢は不適切な場合が多いですね(経験則ですが)。
製造業者などによるシュレッダーダストなどの引き取りと再資源化、関連業者などによる使用済自動車の引き取りと引渡しを行うことを求めています。
このあたりは、総合技術監理部門の社会環境管理でも必要な知識ですね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。