平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(31) 廃棄物の熱処理
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題31 廃棄物の熱処理に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 焼却によって発生したガスは冷却された後に,ばいじんや塩化水素等の酸性ガスを除去し煙突から大気に放出される。
② 除去されたばいじんは特別管理廃棄物に指定されているため,溶融固化,焼成,セメント固化,薬剤処理等が行われる。
③ 廃棄物を低酸素又は無酸素状態で加熱すると有機物の熱溶融が起こり, 可燃性ガス,タール又は油,チャー(炭素)が生成する。
④ 焼却炉から発生するダイオキシン類の多くは集じん灰に残る。焼却灰等とともにこれを高温で溶かすのが灰溶融装置である。
⑤ ごみを熱分解後,発生ガスを燃焼させるとともに,灰,不燃物を溶融する施設をガス化溶融施設という。
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技術士会の正答は、③でした。
(ごみから炭作りができる? より)熱溶融ではなく、熱分解ですね。
(熱分解ガス化 より)熱溶融は、燃焼後の灰を高温で溶融し、スラグなどを作ることですね。
スラグは、リサイクルが可能です。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。