古賀恭一郎の日記

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平成30年度 技術士二次試験 機械部門択一(2)トライボロジー

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 

平成30年度 技術士二次試験 機械部門択一問題の解答解説っぽいことをやってます。
来年度は、択一が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。
 
問題2 トライボロジーに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 流体潤滑状態での潤滑膜特性は潤滑流体の流体力学的な作用によって決まる。潤滑膜の圧力分布を表す微分方程式をレイノルズ方程式という。
② 2固体の接触を表現するヘルツ接触モデルは,摩擦のない滑らかな二次曲面同士の接触であること,固体は等質等方性弾性体であること,などを前提条件としている。
接触面同士が摩擦によって凝着し,固体表面から脱落したり移着したりすることによって不規則な表面が生じる機械的摩耗を凝着摩耗という。
接触する2物体に微小な振動的相対滑りを与えたときに生じる機械的摩耗をアプレイシブ摩耗という。
疲労摩耗によって材料粒子が欠け落ちて摩擦面に小さな穴ができる現象をピッチングといい,主として転がり軸受や歯車などで生じる。
 
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技術士会の正答は、④でした。
 
フレッティング摩耗です。
 
アプレイシブ摩耗は、
に記載がありますね。
引用すると、「すべり合っている固体表面の硬い方の表面凹凸が軟らかい方の表面を削り取ったり、または硬い粒子がすべっている両間にはさまって引っ掻くことによって表面が摩耗する現象をいう。」