古賀恭一郎の日記

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平成30年度 技術士二次試験 機械部門択一(8)石炭発電技術

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 

平成30年度 技術士二次試験 機械部門択一問題の解答解説っぽいことをやってます。
来年度は、択一が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。 
 
問題8 石炭利用の発電技術に関する(ア)~(オ)の記述のうち,正しい内容の組合せとして最も適切なものはどれか。
(ア)我が国の大型石炭火力発電所は,石炭を細かく砕いて燃焼させる微粉炭火力よりも,石炭を粉砕せずに直接燃焼させる方式が主流である。
(イ)石炭は天然ガスと比ベてCO2排出原単位【㎏-CO2/kWh】が大きいことから,燃焼ガス内のCO2を分離回収する設備の併設が地球温暖化対策に有効と考えられている。
(ウ)流動床ボイラでは,石炭の灰分、硫黄分,水分などの制約が多く,使用できる石炭の種類は微粉炭ボイラより少なくなる。
(エ)我が国の石炭火力発電で使用されている蒸気の最高温度は,現在600℃を超えているが,さらなる高温化を実現して熱効率の向上を図る技術開発が行われている。
(オ)石炭ガス化複合発電では,固形燃料である石炭をガス化することで,ガスタービン燃料として使用できるため,通常の石炭火力よりも高い効率を達成可能である。
① アイウ
② アイエ
③ アウオ
④ イエオ
⑤ ウエオ
 

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技術士会の正答は、④でした。
 
(ア)微粉炭火力の方が主流ですね。
   石炭火力は、コストとエネルギーセキュリティの面では有利なんですけど、CO2排出面で不利ですね。
(ウ)流動床ボイラの方が石炭の使用制約は少ないですね。