平成30年度 技術士一次試験 機械部門択一(1)材料評価試験
平成30年度 技術士一次試験 機械部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の機械工学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。 から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
問題1 A群の材料の力学的性質について,これらを評価するための適切な試験がB群にないものはどれか。
A群
① S-N線図 ② 縦弾性係数 ③ 延性-ぜい性遷移温度 ④ 降伏点 ⑤ 硬さ
B群
引張試験,疲労試験,破壊靭性試験, シャルピー衝撃試験, クリープ試験
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技術士会の正答は、⑤でした。
① S-N線図 :疲労試験
② 縦弾性係数:引張試験
③ 延性-ぜい性遷移温度:シャルピー衝撃試験
④ 降伏点 :引張試験
今回はありませんでしたが、
⑤ 硬さ :ビッカース、ロックウエルなどでしょうか。
シャルピー衝撃試験は、破壊に対する抵抗(破壊靭性)の高低を見極める試験ですね。
ぜい性遷移温度は金属がガラスのように衝撃に弱くなる温度のことをいうようです。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。