平成30年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(15)人事評価の制度設計
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度技術士二次試験総合技術監理部門を受験しました。
結果は不合格でしたが自分のためにも、択一問題の解答と解説をまとめておきます。
皆様のお役に立てれば幸いです。
問題15:人事評価の制度設計に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 人事評価を絶対評価で行う場合,評価要素が本来従業員の働きぶりを示すものとしては不適切な内容を含んでいたり,評価要素が細分化され評価項目数が多くなり過ぎてしまったりして,正確な評価ができないことがある。
② 人事評価を相対評価で行う場合,グループ内での相対的順位や位置づけを考慮するため,評価対象者の評価に他者の結果が影響する。また比較対象となるグループのメンバー次第で,評価対象者の相対的位置が上下してしまうことがある。
③ 評価の信頼性を高めるためには評価者訓練が効果的である。評価者訓練においては,評価を行う意義と目的をしっかりと説明する必要があり,また,評価の際に介入しやすいバイアスの存在を知らせることも大切である。
④ 人事評価の評価分野には,能力評価,情意評価,成果評価などがあり,それぞれ従業員のランク別に評価基準を設定する。一般的に,上位ランクになるほど能力評価や情意評価が,成果評価より重視される。
⑤ 目標管理による評価制度では,一般的に,会社の経営戦略や経営方針が示された後,各部門の管理者が部門ごとの方針,目標などを決定し,その後に個人の目標を設定する,というように上位組織から順に目標が決定される。
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技術士会の正答は、④でした。
上位ランクの方ほど、成果が求められるのですね。