古賀恭一郎の日記

現在URL変更に伴い、「Not Found」ページが表示される可能性があります。お手数ですが、TOPに表示されている「古賀恭一郎の日記」をクリックしていただき、必要なページを探していただきますようお願い申し上げます。

令和元年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(3)計画・管理における数理的・科学的手法の適用例

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題3 計画・管理における数理的・科学的手法の適用例に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
 
① 離散型シミュレーションを,差分方程式で表現される経済現象を分析するために用いる。
② 数理計画法を,業務における勤務シフトを決定するために用いる。
AHPを,プロジェクトの所要日数を確率的に推定するために用いる。
ブレインストーミング法を,多数のアイデアを整理・分類するために用いる。
⑤ 特性要因図を,原因が複雑に絡み合った問題に対して,原因同士の因果関係を整理するために用いる。
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、②でした。私は②にしました。
① 離散型シミュレーション
青本2.6.2によれば、連続型シミュレーションに差分方程式を活用するようですね。
② 数理計画法
青本2.6.3より、数理計画法の代表的なものが線形計画法で、もともとはオペレーションズ・リサーチ問題への数学的アプローチ手法として開発されたものです。工場での生産計画問題、農産物の生産計画問題などを解く最も有力な手法の一つとも記載がありますので、適切ではないでしょうか。
AHP(階層化意思決定法)
青本2.6.4より、問題の構造を、問題―評価基準―代替案の3層の階層図で表現した上で、評価基準や代替案の一対比較から代替案の重要度を求める方法である。とありますので、不適切だと思います。
青本1.4より、課題の要素を抽出する方法である。とありますので、不適切ですね。④の記載は、「KJ法」ですね。
⑤ 特性要因図
青本1.4より、ある特定の結果と、その結果に影響を及ぼすと思われる根元的な要因(原因)にまで遡り、それらの要因相互間と結果の間に成り立つ定性的な因果関係を表現したもの。とありますので、迷いましたが、
より、連関図(新QC7つ道具)のほうが適切な表現のようですね。