古賀恭一郎の日記

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令和元年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(6)原価管理・原価計算

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題6 原価管理・原価計算に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
 
原価計算は,財務諸表の作成や,販売価格の算定,原価管理,利益管理,経営意思決定などのために活用される。
② 製品原価の計算では,はじめに製品別原価計算,次いで部門別原価計算,最後に費目別原価計算を行う。
③ 活動基準原価計算では,直接作業時間や機械時間などに基づいて,製造間接費を製品に配賦する。
④ マテリアルフローコスト会計は,工程内のマテリアルの実際の流れを投入物質ごとに金額と物量単位で追跡し,工程から出る製品と廃棄物のうち,製品を抽出してコストを計算する手法である。
⑤ 原価企画は,設計段階,生産段階,流通段階などのうち,生産段階で原価低減活動を行う手法である。
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技術士会の正答は、①でした。①と回答しました。
青本2.4より、原価の集計により、組織活動の報告や経営判断に活用するための計算を原価計算と言う。とありますので、適切かと思います。
② 不適切ですね。費目別計算→部門別計算→製品別計算の順です。
③ 平成30年にも出ましたね。
活動ドライバーで配賦します。ですので不適切です。
https://www.jmac.co.jp/glossary/2016/09/mca.htmlより、廃棄処理の費用も負の製品コストとしてますので、不適切ですね。
青本2.4.3より、原価企画は、原価を発生させる要因を製品の企画、開発・設計段階から徹底的に検討し、目標原価を達成することを目指すものである。とありますので、生産段階に限定するのは不適切ですね。