古賀恭一郎の日記

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令和元年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(19)標準化

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題19 標準化に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
 
① 「デファクト標準」とは,公的な標準ではなく,パーソナルコンピュータの基本ソフトウェア(OS)であるMS-Windowsのように,市場で多くの人に受け入れられることで事後的に標準となったものである。
② 「デファクト標準」では,通常,その標準に包含される知的財産を誰にでもライセンスすることが求められるが,ライセンス料率は自由に設定できる。
③ 「フォーラム標準」とは,ある特定の標準の策定に関心のある複数の企業などが自発的に集まって結成したフォーラムと呼ばれる組織の合意によって作成される標準である。
④ 「フォーラム標準」では,通常,その標準に包含される知的財産はリーズナブルな価格で誰にでもライセンスすることが求められる。
⑤ 「デジュール標準」とは,ISOやITUなどの公的位置付けの標準化機関において制定される標準である。
 
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技術士会の正答は、②でした。悩んだ末②を回答してます。
デファクト・スタンダードのことです。記述の通りで適切ですね。
② 不適切ですね。標準化実務入門 (経産省https://www.meti.go.jp/policy/standards_conformity/files/2015text_zenbun.pdfのP30より、「デファクト標準」は「成文化」されていないため、その標準技術の利用を開発者が占有することが出来る。とありますので、ライセンスも選べます。
③ 適切ですね。 国際標準に関する基礎概念の整理https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/cycle/dai6/6sankou1.pdfより記載の通りです。
④ 適切ですね。 ②URLのP32より、通常はパテントポリシーにより、その標準に包含される知的財産はリーズナブルな価格で誰にでもライセンスすることが求められている。とのことです。
デジュール・スタンダードのことです。記述の通りで適切ですね。