古賀恭一郎の日記

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令和元年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(27)地震・津波防災

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題27 地震津波防災に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
 
南海トラフ地震の想定では,広域に被害が発生する一方,津波到達時間が最短でも1時間以上あることから,落ち着いた避難対応が重要となる。
② 想定される最大クラスの津波への対策は,混乱を防ぐため,海岸保全施設等の整備などのハード的対策と避難などのソフト的対策は組み合わせず,いずれかを選択する。
③ 市町村は,津波からの避難の方法について,徒歩を原則としつつ,やむを得ない場合は自動車で安全かつ確実に避難できる方策をあらかじめ検討する。
都道府県知事は,津波浸水想定を設定し,市町村長の要請がある場合は公表する。
東海地震については,確度が高い地震の予測が可能となっていることを踏まえ,警戒宣言発表による地震発生前の避難や各種規制措置等が,主たる対策として強化されている。
 
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技術士会の正答は、③でした。⑤と回答しました。
① 不適切です。 資料1-5都府県別市町村別津波到達時間一覧表http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku/pdf/1_5.pdfより、和歌山や三重は数分で津波到達する見込みです。
② 不適切です。 http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h22/hakusho/h23/html/k1223000.htmlより、ハードソフトの組み合わせが前提になってます。
③ 適切です。津波避難の基本的な考え方(国交省) http://www.cbr.mlit.go.jp/mie/enquete/sub.html
④ 不適切です。 津波浸水想定の設定について(国交省http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/bunkakai/dai54kai/siryou2-1.pdfより、市町村長への通知と公表が義務化されてます。
⑤ 不適切です。気象庁ページ https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/forecastability.htmlより、確度の高い予測は困難とあります。