令和元年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(1)水平面照度
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
令和元年年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題1 下図に示す点光源に照らされたA点の水平面照度に最も近い値はどれか。ただし,点光源の配光特性は一様なものとし,反射は考慮しないものとする。
① 6.3 lx
② 8.3 lx
③ 10.8 lx
④ 12.5 lx
⑤ 50.0 lx
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技術士会の正答は、①でした。
(パナソニック株式会社の直接照度の計算法 参照)
より、水平面照度Ehは、
Eh=I/L^2×cosθ
です。ここで、Iは光度[cd]、Lは光源からA点までの距離[m]、θは入射角です。
まずは、Lを求めます。
cosθ=2m/L
L=2m/(cosθ)
これに各数値を代入して、
Eh=I/L^2×cosθ
=I×(cosθ/2m)^2×cosθ
=200cd/4×cos^3(60°)
=6.25≒6.3 lx
と解答①に一致しましたね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。