古賀恭一郎の日記

現在URL変更に伴い、「Not Found」ページが表示される可能性があります。お手数ですが、TOPに表示されている「古賀恭一郎の日記」をクリックしていただき、必要なページを探していただきますようお願い申し上げます。

令和元年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(2)室内の温度分布

こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
 令和元年年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。

技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。

お役に立てれば幸いです。

JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。

から引用

技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。

中略

  • 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。

https://archilink.jp/heterogeneous-applications

衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
 
問題2 室内の温度分布に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 良好な温熱環境を実現するためには,極端な室内温度分布が生じるのは好ましくないため,床上0.1mから1.1m間の上下温度分布は5℃以内に抑えるのが好ましい。
② 夏期に日射熱が室内へ侵入する場合や外気温が高い場合は,窓側の空気温度は室の奥よりも高くなり,冬期に隙間風が侵入する場合や外気温が低い場合は、窓側の空気温度は低くなる傾向にある。
③ 室内には種々の発熱体が存在し,近傍の空気温度を上昇させる。この高温空気は密度が小さいため,浮力により上昇気流を発生させる場合がある。
④ 空調・換気設備は,床面より1.8m程度までの居住域を良好な温熱空気環境に保つことが目的であるが,室内に温度分布を生じさせる原因でもある。 
⑤ エアフローウィンドウは、2枚のガラスの間にブラインドを設けたもので,窓枠下部から室内空気を吸引し,これを窓上部から排気するものである。
 
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、①でした。
 
①の上下温度分布は3℃以内に抑えるのが好ましい。が正解です。
 
ISO7730が出典元です。
のP56 A.1.1を参照してみてください。
 
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。