令和元年度(再) 技術士一次試験 衛生工学部門択一(14) 機械換気
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
令和元年年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題14 機械換気が行われている床面積80m^2,天井高2.5mの居室内に25人の在室者がいるとき,室内二酸化炭素濃度は900ppmに維持されていた。この居室で行われている機械換気の換気回数[回/h]に最も近いものはどれか。ただし,その居室に取り入れられる外気の二酸化炭素濃度は400ppm, 1人当たりの二酸化炭素発生量は20L/hとする。
① 0.2 ② 0.5 ③ 2.78 ④ 5.0 ⑤ 6.25
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技術士会の正答は、④でした。
居室体積は、80×2.5=200m^3
発生二酸化炭素量(CO2)は、
25人×20L/h/1000=0.5m^3/h
内部は900ppm に保たれているため、排気されるCO2も900ppmです。
換気回数をxとすると、
換気速度は、
200m^3×x回/h=200xm^3/h
で表せる。
1ppm=0.0001%ですので、
400ppm×0.0001/100×200xm^3/h+0.5m^3/h=900ppm×0.0001/100×200xm^3/h
0.08xm^3/h+0.5m^3/h=0.18xm^3/h
0.18xm^3/h-0.08xm^3/h=0.5m^3/h
0.1 xm^3/h=0.5m^3/h
x=5
と解答④に一致しましたね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。