令和元年度(再) 技術士一次試験 衛生工学部門択一(33) 一般廃棄物最終処分場及び産業廃棄物管理型最終処分場の主な施設
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
令和元年年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題33 一般廃棄物最終処分場及び産業廃棄物管理型最終処分場の主な施設に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 浸出水調整池の容量は降水量をもとに設定するが,調整池の容量が過大にならないように,積極的に埋立地の内部貯留を利用することが望ましい。
② 貯留構造物には,コンクリート型式と土堰堤型式などがある。
③ 浸出水集排水施設とは,浸出水を速やかに集水し排水する機能と埋立地内の好気性ゾーンを拡大する機能を持つものである。
④ 地下水により遮水工が損傷するおそれがある場合には,地下水を有効に集め,排出することができる地下水集排水設備を設ける。
⑤ 遮水工は地下水汚染防止の目的で設置されるものであり,表面遮水工と鉛直遮水工がある。
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技術士会の正答は、①でした。
平成25年度 環境研究総合推進費補助金 研究事業 総合研究報告書
のP100によると、内部貯留水量は地下浸透、法面からの漏洩、またそれに伴う構造安定性の低下など、多くの環境リスクを削減する上で効果的である。とのことから、①は不適切ですね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。