読書日記 アルスラーン戦記 漫画 荒川弘著 原作 田中芳樹著 11巻
アルスラーン戦記11巻 読みました。
東方の憂いを無くし、王都エクバターナへ出陣した王太子アルスラーンの物語です。
心優しき王太子が国を追われ、逃げる道すがら各個性を持ったキャラクターたちの忠誠を得て王都奪還を目指す。私の大好きな設定です。
こういった設定の物語は、単純な英雄譚となりキラキラしたシーンがメインとなりがちだと思うのですが、荒川氏は戦争体験者と対話(※)をした上で戦闘シーンや戦争の汚い部分を敢えて描かれていると感じます。
戦争マンガですし、血を描かないわけにはいきませんが、もう一つ読んでいるキングダムに比べれば若干マイルドな表現になってます。そのため、グロテスクなシーンが苦手な方は、こちらをお勧めします。
このまま、アルスラーンは王都を奪還し、国内を平定できるのでしょうか?
12巻が楽しみです。
※:鋼の錬金術師において、殲滅戦を描く前の準備として行ったとのこと。