古賀恭一郎の日記

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読書日記 闇祓 辻村深月著

闇祓読みました。

 

ちょっぴり怖いホラーミステリでした。現代では、コミュニケーションを取る際、常にハラスメントにならないか気にするようになりました。そんなハラスメントを取り上げ、ホラーに仕上げた辻村さんはやはりすごいと思います。

読んでいくうちに、そういえば、こんな人いるな。そんな発言聞いたことがあるな。と思ってしまいますし、自身がうっかり発言してしまっているかもしれません。

本作は、ハラスメントを客観的に自覚するきっかけとしても最適でした。

もちろん、物語としても、とても面白かったです。あまり書くとネタばれになるので、書きませんが。続編が出てきてくれると、うれしいですね。

闇祓【電子特典付き】 (角川書店単行本)

 

 

 

 

辻村作品の読書日記です。

 

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読書日記 ペッパーズ・ゴースト 伊坂幸太郎著

ペッパーズ・ゴースト読みました。

 

別の場所に存在しているにもかかわらず、その場にいるように見せる視覚トリック、ペッパーズ・ゴーストを題名にしたちょっと不思議な物語です。

不思議な能力を持つ中学教師と、中学生が書く小説が交互に物語を紡いでいき、途中から交わるというとても面白いトリックを体験できました。

伊坂先生の軽快な文章に、時々散りばめられた社会に対する毒がちょっとしたポイントになっていて、読んでいて色々考えさせられる物語でした。

 

ペッパーズ・ゴースト

 

2021年本屋大賞ノミネートの逆ソクラテスも読んでます。

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伊坂先生の著作、AXもおススメです。

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 2019年本屋大賞ノミネートのフーガはユーガも読んでます。

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 クジラアタマの王様もおススメです。

 

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読書日記 剣持麗子のワンナイト推理  新川 帆立著

ドラマにもなっている元彼の遺言状の続編 剣持麗子のワンナイト推理読みました。

 

前作、前々作もそうですが、バイタリティのあるヒロインがいろんな殺人事件に巻き込まれ、ワンナイトで解決してしまいます。

それにしても、ヒロインが寝てないです。読んでいるだけで眠くなりそうです。1作目からすると、少しずつヒロインが変わってきていて、基本的に面倒見が良いところが好感を持てます。これは次作も楽しみですね。

それにしても、作者の出版スピードがとても速く感じるのですが、私だけでしょうか。読者としてついていくのも必死ですね。うれしい悲鳴ですが、本作のヒロインのように徹夜を続けるなど身体に悪いことをしていなければよいのですが。無理のないよう、魅力的な作品を期待しています。

 

剣持麗子のワンナイト推理

 

 

前々作の読書日記です。

 

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別シリーズですが、こちらもドラマ化されていますね。

 

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読書日記 プロジェクト・ヘイル・メアリー上下 アンディ・ウィアー著

プロジェクト・ヘイル・メアリーを読みました。

 

壮大な物語を一人の人物が経験します。この本は変に解説するよりも、ぜひ読んでいただき、主人公とともに科学的なアプローチで謎に挑んでもらいたいですね。

ここまでリアリティの高いSFは初めて読みました。どれもこれも理屈通りであり納得のいく事象ばかりです。

アルテミス、火星の人なども機会を設けて読んでみたいと思います。

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

読書日記 幻告 五十嵐律人著

幻告を読みました。

 

裁判所書記官というあまり聞きなれない職に就く主人公が、タイムスリップを繰り返し、父の犯した罪と向き合う物語でした。

性犯罪の冤罪や、窃盗癖など物語に関係無さそうな裁判も、実はストーリーに関係しています。けして見逃さないようにしてください。

今いる時間軸や過去の行動がどう未来に影響したのか、などがわかりにくかったのですが、それをおいても十分に魅力的な物語でした。 

表紙の意味も、それとなくわかるようになるのがニクイですね。

幻告