読書日記 汝、星のごとく 凪良ゆう著
本屋大賞を受賞した、汝、星のごとくを読みました。
生きることの自由さと不自由さを見事に描かれた作品でした。
大人になって、いろんな経験をしてから読んだことで、深さがわかりますね。
生きていると、いろんな不自由さを感じますが、そこに囚われてしてしまうと出口が見えなくなっていき、最後には破滅するしかなくなります。
本作に出てくる人物は、すべてまともな人間ではありません。略奪、不倫、宗教へのめり込み財産を寄付する、未成年への性的行為、ネグレクト、ヤングケアラーなどなど、今社会的な問題も加えて物語が紡がれてます。
その人々と出会い、傷つけられてなお星のように輝いていた二人の愛の物語でした。これは良いですね。
流浪の月も気になってましたので、いずれ手に取ってみようと思います。