平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一(11)下水汚泥のバイオマス活用事業
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説っぽいことをやってます。
2019年度以降度は、択一が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。
なお、衛生工学は勉強中のため、間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題11 下水汚泥のバイオマス活用事業を実施するに当たり,汚泥のメタンガス化を検討している。下記条件で検討した場合に期待される発電量として最も適切なものはどれか。
① lOOkWh ② 50kWh ③ 30kWh ④ 20kWh ⑤ lOkWh
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技術士会の正答は、④でした。
バイオマス発生原単位は、12Nm^3/ton、下水汚泥処理量は1ton、メタン濃度は60%ですので、
バイオマスガス発生量のうち、メタン量は、
12Nm^3/ton×1ton×60%=7.2Nm^3
となります。これに発熱量と発電効率を掛けて、単位換算すれば、
7.2Nm^3×35.8MJ/Nm^3×30%×1/3.6(MJ→kWh変換)=21.5kWh
となり、もっとも近い20kWhが適切となります。