令和元年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(19)BOD(生物化学的酸素要求量)の測定
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
令和元年年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題19 排水の水質試験におけるBOD(生物化学的酸素要求量)の測定に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 硝化作用を抑制した状態のBODの測定方法が定められている。
② 試料を希釈水で希釈し,20℃で5日間放置したとき消費された溶存酸素量から求める。
③ 希釈水には,好気性微生物の正常な発育に必要な微量の培養素(カルシウム, マグネシウム,鉄,窒素,りん等)を含有していること。
④ 溶存酸素消費率が100%になるように試料を希釈する。
⑤ 溶存酸素が過飽和の試料は、ばっ気などにより,溶存酸素を20℃の飽和量近くにする。
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技術士会の正答は、④でした。
JIS K 0102 工場排水試験法 によると、
溶存酸素消費率は40~70%になるようにするとありますね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。