読書日記 名探偵のままでいて 小西マサテル著
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作の名探偵のままでいて読みました。
いわゆる安楽椅子探偵のミステリものです。今まで、安楽椅子探偵ものは読んでこなかったのですが、これがなかなか良いですね。
孫娘が持ち込む謎を椅子(リクライニングチェアですが。)に座ったまま解決する祖父との交流を描いた物語です。
6話構成になっていますので、小刻みに読めて、忙しい時期に読んだのですが、助かりました。そして魅力的な人物たちのテンポの良い会話も読んでいて気持ちいいものでした。
そして終わり方も私の好み通りですね。誰かと語り合いたいと思った一作でした。