古賀恭一郎の日記

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平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一(7)水質の指標

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 
平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説っぽいことをやってます。
2019年度以降度は、択一が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。
なお、衛生工学は勉強中のため、間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
 
問題7 水質の指標に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 浮遊物質(SS)とは,水中に懸濁している固形物質をいい,おおむね粒径1μm以上の粒子であり,細菌や藻類などの微生物も含まれる。
② 強熱減量とは,溶解性物質や浮遊物質を強熱灰化したときに揮散する物質であり,溶解性物質に対する強熱減量(VS)と浮遊物質に対する強熱減量(VSS)がある。
③ 蒸発残留物質(TS)とは,試料を蒸発乾固したときに残留する物質をいい, 水中の固形物質と溶解性物質の析出分の総量を示す。
④ 濁度(turbidity)とは,水の濁りの程度を示す指標で,土壌やその他の浮遊物質の混入による地表水や処理水の濁りを知るのに使用される。
⑤ 色度(colour) とは,水中に含まれる溶存物質あるいはコロイド物質が呈する類黄色の程度をいい,河川水や地下水のフミン質による着色の程度を示すのに使われることが多い。
 
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技術士会の正答は、②でした。
 
国土交通省 江戸川河川事務所より
から、
「強熱減量とは,溶解性物質や浮遊物質を強熱灰化したときに揮散する物質であり,浮遊物質に対する強熱減量(VSS)がある。」はOKです。
 
ただし、熊本県畜産協会のホームページを参照すると、
強熱減量(VS)は、有機物に対して示されるものとあります。
 
溶解性物質とは
「ろ過材を通した試料を蒸発乾固したとき残る物質」ですので、有機物ではないようですね。
 
有機物とは