古賀恭一郎の日記

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平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一(6)膜ろ過による浄水処理

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 
平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説っぽいことをやってます。
2019年度以降度は、択一が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。
なお、衛生工学は勉強中のため、間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
 
問題6 膜ろ過による浄水処理に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 水道における膜ろ過は,精密ろ過(MF),限外ろ過(UF),ナノろ過(NF)などがある。
② 膜モジュールとは,エレメントを膜ろ過装置に装填して使用できる形にしたもので,中空糸型などがある。
③ 膜ろ過流束とは,クロスフローろ過において,供給水を膜面に沿って水平方向に流すときの膜面上の流速をいう。
④ 膜の損傷などの検知には,圧力,濁度及び微粒子数が利用される。
⑤ 膜洗浄方式には,逆圧水洗浄や空気洗浄などによる物理洗浄に加え, 酸やアルカリ剤などによる薬品洗浄がある。
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技術士会の正答は、③でした。
 
膜ろ過の方式(Asahi KASEI社HP)
クロスフローろ過とは、上記リンク先の通り、膜に平行して流れを作るのですね。
「流束」は、伝熱学にもありますが、面積当たりの流量と解釈すると、膜に直角に流れる流量が膜ろ過流束と考えられます。
そのため、水平流れの流速は異なると思われます。