古賀恭一郎の日記

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平成30年度 技術士二次試験 機械部門択一(20)サーボ系のブロック線図

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 
平成30年度 技術士二次試験 機械部門択一問題の解答解説っぽいことをやってます。
来年度は、択一が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。 
 
問題20 出力Y(s)を目標信号R(s)に追従させる基本的なサーボ系のブロック線図は図1のように表すことができる。図1において, sはラプラス演算子, G(s)は制御対象の伝達関数, C(s)は制御器の伝達関数である。また, E(s)=R(s)-Y(s)は目標信号R(s)に対する出力Y(s)の追従誤差である。この系を図2のように目標信号R(s)から追従誤差E(s)までの伝達関数S(s)に変換したとき,S(s)の式として最も適切なものは次のうちどれか。
 
① S(s)=G(s)+C(s)
② S(s)=l +G(s)C(s)
③ S(s)=G(s)C(s)/(l +G(s)C(s))
④ S(s)=1/(1+G(s)C(s))
⑤ S(s)=(1+ G(s)C(s))/G(s)C(s)

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技術士会の正答は、④でした。
 
図1の加え合わせ点(左の〇部)に注目すると、
 E=R-Y …①
次に引き出し点(右の●部)に注目すると、
 Y=E×C×G…②
最後に、図2に注目すると、
 E=R×S…③
から、①に③を代入して、
 R×S=R-Y …④
式④を変形して、
 Y=R-R×S …④’
式②に式③と④’を代入して、
 R-R×S=R×S×C×G …⑤
両辺をRで割ると、
 1-S=S×C×G …⑤’
変形して、
 1=S×C×G+S
 1=S(1+C×G)
 S=1/(1+C×G)
ですね。