古賀恭一郎の日記

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平成28年度 技術士一次試験 機械部門択一(1) 強度設計

平成28年技術士一次試験 機械部門択一問題の解答解説です。

技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の機械工学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。

お役に立てれば幸いです。

JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。 から引用

技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。

中略

  • 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
 
問題1 強度設計に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
 
① 許容応力は,部材に作用することを許す最小の応力である。 
② 安全率は,材料, 荷重条件, 使用環境などの因子を考慮して決定する。 
③ 基準強さは,材料, 荷重条件, 使用環境などの因子を考慮して決定する。 
④ 許容応力に安全率を乗じた値は,基準強さに等しい。
⑤ 使用応力は,基準強さより小さい。
 
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技術士会の正答は、①でした。
 
①不適切です。
 部材に許される最大の応力ですね。
 
②適切です。
 材料の種類や荷重の種類、加工精度や使用環境なども決定要因です。
 安全率は小さいと事故を起こしますし、大きいと経済的でありません。
 
③適切です。
 材料や外力の種類によって決まります。
 
④適切です。
 許容応力=基準強さ/安全率 です。
 
⑤適切です。
 使用応力<許容応力<基準強さ となりますね。
 
JSME材料力学P28~29を参照しました。
 
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。