平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(7)PERTとCPM
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
問題7 PERTとCPMに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
① 最終作業を除く各作業の最遅完了時刻は、その作業の後続作業の最早開始時刻のうち、最も早い時刻と等しい。
③ 各作業の所要時聞が不確定な場合には、各作業の所要時間を3点見積もりすることにより、総所要時聞がある値以下となる確率を推定できる。
④ CPMは、プロジェクトの総所要時間を延ばすことなく負荷を平準化するコスト最小な方法を求める手法である。
⑤ 最適化手法を用いてCPMの計算を行う場合、遺伝的アルゴリズムなどの近似解法がよく用いられる。
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技術士会の正答は、③でした。
①最終作業を除く各作業の最遅完了時刻は、その作業の後続作業の最早開始時刻のうち、最も遅い時刻と等しい。
④CPMは、総所要時間が納期内に収まるよう、クリティカル・パス上の作業に対して、費用をかけて期間を短縮する最適(コスト最小)な期間短縮方法を見出す手法ですので、総所要時間を延ばすことなくという点が違うのだと思います。(クリティカルパスに収まれば総所要時間は増えても良いのでは?)
⑤遺伝的アルゴリズムですが、近年利用されているので、こちらの解も正解かと思ったのですが、適切とも不適切とも判断できませんでした。
いずれ、フォローしたいと思います。