古賀恭一郎の日記

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平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一(5)湖沼の富栄養化

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 
平成30年度 技術士二次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
2019年度以降二次試験は択一試験が無くなりますが、キーワードは覚えておいて損はないですよ。
なお、衛生工学は勉強中のため、間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
 
問題5 湖沼の富栄養化に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
富栄養化とは,湖沼に窒素やリンなどの栄養物質がある量以上流入すると,藻類が光合成を行いながら異常に増殖し,これが有機性汚濁物質となって水質汚濁が進行する現象である。
富栄養化とは,本来,湖沼の1日における栄養塩類の変化を示すものである。
③ 閉鎖性水域が富栄養化すると, 湖沼では例えば藍藻類が異常増殖して,アオコと呼ばれるマット状の層が水面を覆うことがある。
④ 自然の湖沼は,長い年月をかけて,初期における水深が深くて栄養物質の少ない貧栄養湖から, 流域からの栄養物質の流入を受けて中栄養湖となり, さらに水深が浅く栄養に富む富栄養湖になる。
⑤ 人為的な水質汚濁による富栄養化は,窒素やリンを含む排水の流入などの人為的要因により著しく栄養状態の変化速度が加速され,極めて短期間に湖沼が富栄養状態になる現象である。
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技術士会の正答は、②でした。
 
富栄養化とは?
もともと富栄養化とは、②記載の通りだったようですが、最近は濃度上昇を指すようです。
このように言葉の意味が時代によって変わることも想定する必要がありますね。