こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題3 熱移動に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 壁の熱貫流は、壁内部では熱伝導,壁の表面では対流及び放射によって行われている。
② 完全黒体から放射される熱線のエネルギーは,絶対温度に比例する。
③ 放射熱伝達率は,固体表面が艶消しで真っ黒いほど大きくなる。
④ 床面の対流熱伝達率は,暖房時の方が冷房時よりも小さい。
⑤ 壁の対流熱伝達率は、外気側の方が室内側よりも大きい。
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技術士会の正答は、②でした。
完全黒体は、すべての波長の電磁波を放射することができます。
放射エネルギー量は、黒体表面温度の4乗に比例するというステファンボルツマンの法則がありますので、単純な比例ではありませんね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。