こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
令和元年年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題6 自然換気に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① 窓を開放した場合などの開口部通過風量は,開口部面積に比例し,圧力差の平方根に比例する。
② 実効面積αAにおけるαは流量係数であり,開口の形状や寸法で異なるが,通常端部が直角に整形された窓では0.6~0.7程度となる。
③ 中性帯の位置は,定性的には開口部の大きい方に近づく。
④ 2つの開口部があるとき、2つの開口部とも負の風圧係数となる場合,それらの風圧係数に差があっても風力換気は生じない。
⑤ 高さの異なる2つの開口部があるときの温度差換気量は,直列合成した実効面積αAに比例するとともに,室内外温度差及び開口高さの差の平方根に比例して増加する。
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、④でした。
④ 不適切ですね。2つとも負圧であっても、大小の差はありますので、風力換気が生じます。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。