読書日記 実際の設計 改訂新版 機械設計の考え方と方法 畑村洋太郎編著
実際の設計 改訂新版 機械設計の考え方と方法を読みました。
思考展開図や失敗学などのキーワードから、畑村洋太郎先生の著作には興味があったのですが、やっと手に取ることができました。
若くして読んでいれば、私の設計者人生で起こした数々の不具合も未然に防げたかと思えるくらい、わかりやすく、そして一般化された事例に富んだ良著だと思いました。
ただ、若いころの自分自身や今の若手の社員にこの本を渡しても、読まない可能性の方が高い気もします。プロであるべき技術者、設計者としての行動を若い方に無理なく伝え実践していただくには、本書の要点をわかりやすく伝えていく努力が必要ですね。
はじめに であるように、若手の方は1章から順に読み進めればよいでしょうし、経験があり、実務というよりは設計者を管理する立場であれば、1~4章と12章のみ押さえても、十分役にたつかと思います。
シリーズ著作も読んでみたいと思います。(特に5巻ですね)