読書日記 われら闇より天を見る クリス・ウィタカー著
われら闇より天を見るを読みました。
舞台はアメリカ、別荘もある西海岸の美しい町に起きた痛ましい事故とその加害者が刑期を終えて出てきたところから始まる事件を描く物語でした。
ヤングケアラーが出てくる物語が増えているように思いました。本作ヒロインは中学生で、幼い弟もいます。二人とも父親が誰かわからず、母親は面倒を見れる状態ではありませんでした。その二人に起きる事件がそれぞれ大変でして、思うところがたくさんありました。
また、自動車での長い長い移動が当たり前のようにあり、登場人物たちの物語で語られる総移動距離だけで、日本を何度縦断できるのか想像もできませんでした。アメリカの広さを感じられる良い機会でもありました。