平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(2)通風・換気性能
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成29年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題2 二面開口住戸の通風・換気性能について, 風上開口の相当開口面積 α1A1, 風下開口の相当開口面積 α2A2, α3A3が下図に示す値である場合,これらを合成した相当開口面積(合成αA)に最も近い値はどれか。
① 24 [cm^2]
② 33 [cm^2]
③ 71 [cm^2]
④ 135 [cm^2]
⑤ 141 [cm^2]
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、③でした。
並列にならんだ、α2A2とα3A3の合成は、単純な足し算ですね。
そして、直列の場合は、逆数の二乗を足したものが、合成αAの逆数の二乗となりますので、それらを踏まえて式化すると、
(1/αA)^2=(1/α1A1)^2+(1/α4A4)^2
ここで、α4A4は出口開口の合成値です。α4A4=α2A2+α3A3
代入すると、
(1/αA)^2=(1/100)^2+(1/100)^2
=2/10000
1/αA=(2/10000)^0.5
αA=5000^0.5=70.71≒71cm^2
と③の解答に近くなりましたね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。
② 33 [cm^2]
③ 71 [cm^2]
④ 135 [cm^2]
⑤ 141 [cm^2]
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、③でした。
並列にならんだ、α2A2とα3A3の合成は、単純な足し算ですね。
そして、直列の場合は、逆数の二乗を足したものが、合成αAの逆数の二乗となりますので、それらを踏まえて式化すると、
(1/αA)^2=(1/α1A1)^2+(1/α4A4)^2
ここで、α4A4は出口開口の合成値です。α4A4=α2A2+α3A3
代入すると、
(1/αA)^2=(1/100)^2+(1/100)^2
=2/10000
1/αA=(2/10000)^0.5
αA=5000^0.5=70.71≒71cm^2
と③の解答に近くなりましたね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。